Abusan’s Journey

Photography, Drive, Journey, Camera

コニファーフォレストに担当の幻影を見る(ミリオン 7th Reburn DAY1 現地感想)

前置き

いつからアイドルマスターというコンテンツの沼に入ったかはよく覚えていない。
ニコニコ動画で千早と千早の歌を知り、音ゲーが苦手だけどこれならできそうだとデレステを始め、新しいゲームがサービス開始されたのかと偶然知ったミリシタをサービス開始日にインストールした。
花ざかりWeekendで初めてイベントを走りプラチナランカーを取ったあたりからミリオンライブがメインになった気がする。
デレステの熱が覚めてきて本格的にミリシタをやるようになり、苦手だった音ゲーもMMの難易度18でフルコンを取れるようになっていった。

そこまでガチで走るのもなあと思っていた周年イベも2周年でガッツリ走った。
ミリオンの担当は歌織さんで、千早はASだから、ミリシタはミリオンだからと歌織さんを優先していた。イベント期間が残り一週間を切った時、残りのアイテムを全て千早につぎ込めばW称号取れると計算して実行した。
さすがにライブに行くのはなあと5thと6th仙台,神戸,福岡は見送っていたけれど、当時一緒に働いていたPの話を聞いていたら6thSSAのチケットを取っていた。
仕事でいろいろあって退職から入社までの間に6thSSAに行くなどした。初めてのアイマスライブ、そもそもSSAという大きな箱でやるライブというもの自体が人生初(キャパ100人くらいの小さいライブは行ったことがあった)だったのもあって6thSSAは最高の2日間だった。

中止と1年という時間

6thSSA DAY2で7thライブは野外だと発表され、SSAの外に出たら雨が降っていて本当に野外でやるんかと不安になりながら絶対行くぞと心に決めていた。
アソビストアプレミアム会員は仕事をしてくれず一般で取れたのは担当がいないDAY2。なんとか探してDAY1のチケットを確保。偶然にも連番チケットが取れたので一緒に働いていた志保Pを誘い準備は万端だった。
ご存じの通りコロナが流行し7thライブは中止となってしまった。めちゃくちゃ悲しかったのだが、仕事のほうでやや精神をやられてしまっていたのでほんの少しだけ安心したのも事実だった。

7thはやる方向で模索するという方針が発表され、私は1年で退職しゲーム業界に戻り精神の平穏を得た。
7thが7th Reburnとしてやるということが発表され、参加する以外の選択肢なんてなかった。まあアソビストアプレミアム会員は前回からさらに仕事を放棄してきたのでWEB先行でDAY1をなんとか確保。DAY2はライブビューイングとなった。

このころにミリオンライブというコンテンツはリアルライブというものの比率が高いということを理解した。7thライブは何らかの形で必ずやるということが明言されていたものの、いろんなところで影を落としていったと思う。
ミリオンライブそのものへの熱が完全に冷めてしまった友人もいた。正直なことを言うと私も少し冷めてしまっていた。ミリシタをプレイする頻度は減ってしまい、3万ポイントどころか1ポイントもイベントをやっていなかったり、周年イベントは走らないでおこうかなとも思っていた。

7th Reburn DAY1

前置きが長くなってしまった。申し訳ない。
残念ながら満を持してという参加ではなくなってしまった。直前にコロナ関連で混乱があり一部の映画館でのライブビューイングが中止になるなどした。私個人としても体調が悪化し3月後半からほぼ家から出ない生活を余儀なくされた。
なんとか体調にケリをつけ、富士急ハイランドのええじゃないかに乗れるくらいにはなった。実際にええじゃないかは乗ったが、その感想についてはまた後日。

0083のガトーよろしく「このあぶさんは1年待ったのだ!」と富士急へ乗り込んだ。富士急の駐車場に着いた時にはまだ信じられなかった。会場のコニファーフォレストに入って席の位置を確認し座った時、本当にやるんだとやっと実感がわいた。

正直なことを言うとDAY1は終始圧倒されて記憶が定かではない。ミリオンライブの本気ライブという嵐に圧倒されていた。人は自分の心が持つ感動のキャパシティを超えた感動を受け取るとこうなるのかと理解した。
私にとってミリオンライブのライブは6thSSAだった。6thSSAは私がミリオンライブ沼に水深100mまで沈むレベルの衝撃を与えてくれたのだが、7th Reburn DAY1はそれ以上だった。

Flyers!!!が流れた瞬間、本当に始まったんだと理解した。
そしてそこからがミリオンライブの本気だった。

ぷっぷかぷりんの空に手が触れる場所、CD音源を超えているんじゃないかと思うMelody in scape、シャルシャロで君だけの欠片、クレシェンドブルーのFlooding

最初に限界を迎えたであろう曲はチュパカブラ。誰がチュパカブラをライブで聞いて受け止められないほどの感動をぶつけられると予想できただろうか。

ココロがかえる場所か夕風のメロディーのどちらかだったと思うが、それまで曇りだった空に晴れ間が広がって夕日に照らされた雲がオレンジ色に光っていた。ペンライトを振ることを忘れて空を見上げてライブを聞いていた。

百花は月下に散りぬるをは伊藤常の花咲夜扇子を振った。

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百花は月下に散りぬるをが発表されたミリシタ感謝祭で使われた扇子。現在は入手困難

完全にキャパシティをオーバーしたのはBlue Symphony。
この曲はオリメンに千早が入っている。そこに歌織さんが立っていた。歌っていた。担当と担当が重なり、そこに担当の幻影を見た。
ミリシタでは千早と歌織さんはメインコミュ、誕生日ボード、オファーテキストで絡みがある。同じ歌という部分で重なりが強い2人なのでもっと関わってほしいと思っていた。いや自分の中ではしっかり関わっている。
7th ReburnのBlue Symphonyはもう千早と歌織さんの共演だった。少なくとも自分にはそう見えたんだ。

夜に輝く星座のように
個人的に横山奈緒は地元の友達感がある。自分と同じ方言を喋るのだから仕方がない。
空は雲が出ていて少し残念だったが、晴れていれば曲名通りの夜に輝く星座のように青と赤のペンライトが綺麗だったんじゃないか。

待ちぼうけのLacrima
暗くなった時にこれは禁止カードですよ。

絵本
なんということでしょう。歌織さんと志保が共演してしまった。無事死亡のお知らせ。
実は2周年の時、歌織さんと志保が歌で共演してほしいと願うツィートをしていた。
Flyers!!!の最初のところ、2人1組で歌うところで歌織さんと志保を編成していたら気づいたのだが声の相性がめちゃくちゃいいのだ。騙されたと思って一度やってみてほしい。
そんな願いがライブで目の前で実現していることに運命を感じた。

流星群 TAじゃねえか!
ジュリアと桃子の流星群、TAであったシーンの再現。隣にいたオタクから感極まった声が漏れた。自分も変な声が出そうになった。
この音源をハイレゾで配信してくださいお願いします。

星屑のシンフォニアとSTANDING ALIVEはよく聞いている組み合わせだった。ミリシタを始めたとき、よく知らないけど好きな2曲だったのもある。STANDING ALIVEのMMプレイ回数は100回を超えている。
ずっとそこへ辿り着こうと走っていたという歌詞が7th Reburn開催に向けた思いに重なっている気がした。これ以外でも歌詞がそれまでの歩みやこれからの道筋を意識した歌詞が多いのかライブで歌われるとクリティカルヒットしてくることが多いのがミリオンな気がする。

brave HARMONY
DAY1のラストナンバー。月についての歌詞が入っているのだが、なんと現地の空に月が出ていた。雲が厚くてあきらめていたけれど月も星も見えましたよ。

ここからアンコールで全体曲。なんどでも笑おう、Glow Map、Thank You!が続く。
もうだめだった。ここまでで既に感情がキャパオーバーしている。キャパオーバーすると感情がこみ上げてくるとかそういうのじゃなくて今胸にあるものが何なのかわからなくなるんだなあ。
なんどでも笑って8thを迎えたい。最高の一瞬をアイドルとともに何度でも超えていきたい。
Thank You!はミリオンライブのサビなんだと誰かが言っていた。言われてみればそうとしか思えなくなってきた。

体感としては1時間、でも時間はしっかりと3時間経っていた。
コロナのためコール禁止だった。演者の声が良く聞こえるだろうなと思っていて実際にそうだったけど、やっぱり声が出したいなとも思う。特にチュパカブラ
ミリオンライブの本気を見せつけられたライブだった。過去曲であってもこういうのもあるんだよと新しいものをサラッと提示してくる。特にかおしほ絵本とTAジュリア桃子流星群は反則だよ……
「やっぱミリオンなんだよなあ」と心の底から言えるライブだった。ありがとうミリオンライブ。

DAY2はもっと感情があふれてしまったのだが、それはまた後日書くことにしようと思う。長すぎる。