Abusan’s Journey

Photography, Drive, Journey, Camera, Audio, IM@S by abusan3225(あぶさん)

2024年上半期 買ったもの紹介

おはこんばんちは、あぶさんです。
この記事は2024年上半期(1月~6月)に購入したガジェットについて、下書きの肥やしになっているものから、下書きすら無いものまで簡単に使用感を書くことで供養紹介しようという記事です。
普段のレビューのような細かいところまでガッツリとしたものではありませんが、ざっくりとした使用感であるとか、軽い注意点などはわかるかと思います。
そもそもこの記事を書く暇があるのならレビュー記事を書けばいいのではと思わなくもないのですが、それはそれとして置いておきましょう。

※この記事に登場したからと言って個別のレビュー記事を書かないわけではありません。

DDHiFi TC07S/TC09S

TC07S 外箱
TC07S 本体
※TC09Sは写真を撮っていません

DDHiFiはオーディオ関連のケーブルやアダプターなどを作っているブランドです。国内でもeイヤホンなどで取り扱いのある製品があります。
TC07S/TC09SはスマホやPCとDACドングルなどを接続するためのUSBケーブルです。10cmと50cmがあり、Amazonなどで入手可能となっています。
DACドングル付属のものや他メーカーの高音質を歌うUSBケーブルとの違いは、USB 2.0のノイズを効果的に低減するために電源線と通信線を完全分離した構成にあります。
07と09の違いは以下になります。

信号線

TC07S TC09S
線材 4N純銀 高純度純銀
構造 27AWG * 2 タイプ2リッツ線 26.7AWG * 2 リッツ線
シールド 銀メッキOFCリッツ線(電源線と共用) OFCリッツ線 + 銀メッキOFCリッツ線

電源線

TC07S TC09S
線材 高純度OFC 高純度OFC
構造 22.9AWG * 2 タイプ2リッツ線 25.6AWG * 4 リッツ線
シールド 銀メッキOFCリッツ線(信号線と共用) 銀メッキOFCリッツ線

線材の太さ、材質、そしてシールドの材質と構造が大きな違いです。USB2.0のノイズは一度発生すると後から対策するのは非常に難しく、信号線と電源線を分離することが最も効果的です。
音質は付属ケーブルと比較して音の奥行きや分離感が明らかな違いを感じるレベルで変わります。
同様の構造を持ったUSBケーブルはZephone U1などもありますが、価格と性能を考えるとTC07S/TC09Sはとても優秀です。TC09Sは構造上の問題で曲げ方向が制限されるため、柔軟な使い方をしたいならTC07Sがおすすめです。

Nubia REDMAGIC Pro 9 / Cyclone

Snapdragon 8 Gen 3 + RAM 16GB + ストレージ 512GBのゲーミングスマホです。カメラの突起がなく、背面が完全なフラットであることで話題になりましたね。
私の中で最高のゲーミングスマホはASUS ROG Phone 2です。個人的な感想ですが、ROG Phoneシリーズは2以降でどんどん改悪されています。性能は上がっているんですがね。
ROG Phone 7 Ultimateを購入したのですが、OLEDの品質が非常に悪かったこと、純正ケース装着時に底面がフラットにならないことからすぐに手放しました。そして購入したのがREDMAGIC 9 Proです。

性能そのものはSoCがGen 3となったことでROG Phone 7よりも向上しています。性能面で不満は一切ありません。
翻訳が怪しいなど細かいところでネガティブな部分がいくつかありますが、ゲームを遊ぶという部分については本当に素晴らしいと思います。ゲームに特化した本当のゲーミングスマホが欲しいのなら損はしない選択肢です。

TKZK TK01

今も愛用しているOuranousを送り出したTKZKの低価格イヤホンです。なんとお値段は2000円以下で、Amazonでは15%オフクーポンも使えます。
バリバリにレビューする予定だったのですが、諸事情で手元を離れて友人の元へ旅立っております。まあ急ぐ必要も無いかということで完全に忘れていました。
音質は価格相応に粗があるものの、2000円以下にしては誤魔化しのない上手くまとめたサウンドで好感が持てます。

HIFIMAN SUNDARA

なんとなくヘッドホンが欲しいなーと思い立ち、仕事の帰りにヨドバシカメラでいろいろと試聴した中の1つです。
いろいろと試聴した中で予算の範囲内かつ低音が見えやすかったことが決め手となっています。購入時期はGhostとほぼ同時期なのですが下書きの肥やしになってしまっています。
音色の癖自体は少なめですが、音の隙間の表現がやや苦手なこと、音場に奥行き感が乏しいこと、スペックから考えると鳴らしにくいことなどから使用頻度は少なめです。音自体は好きなので駆動力に余裕のある環境で使用すると評価が変わるかもしれません。

Flydigi APEX4

愛用していたGameSir G7のスティックが壊れてしたことによりコントローラーの購入が急務となり、ちょうどいいタイミングで国内での正規販売が開始されたFlydigi APEX4を購入しました。初めて使用するメーカーだったのでGameSir G7 SEも同時購入しています。
専用ソフトのダウンロードが中国のサーバーからだったり、専用ソフトの設定に癖があったり、気がついたら設定が巻き戻っていたりします。スティックの硬さを調整する機構が入っていますがスティックの押し込みも変わってしまうところがネックで活かせていません。トリガーにハプティックフィードバックが入っているのでトリガーストップ的なこともできます。ラピットトリガーもあれば尚良しでした。
全体の形状や背面ボタンの配置はとても良いのですが、いろいろと詰め込まれた機能やギミックは一長一短だったりしてネガティブな部分も多いですね。
耐久性は未知数です。ほぼ同じ価格のVictrix Gambitは半年でスティックセンサーが故障しましたが、APEX4はホールエフェクトを採用していることから半年以上は大丈夫だと思いたいですね。

GameSir G7 SE

APEX4と同時購入したコントローラーです。6,500円の5%オフという手を出しやすい価格ながらホールエフェクトスティックだったりラピッドトリガーに対応しています。
GameSir Nexusというソフトからマッピングやデッドゾーンを変更できます。ポーリングレートは1000Hz対応となっていますが、数回に1回でスタッターが入るため実質的には500Hzくらいで頭打ちしています。
小ぶりなサイズ感で持ちやすく操作感も良好です。トリガーストップはありませんがラピッドトリガー機能があるので実際のところはそれほど困りません。
前世代のG7からホールエフェクトスティックになったことでスティックの耐久性は向上していると考えられます。G7の故障はスティック周りだったのでG7 SEは期待できそうです。

HiByMusic FC6

※写真はありません

HiByのフラッグシップDACドングルです。IC型DACではなくR-2Rラダー抵抗型のDACを採用しています。いわゆるディスクリートDACと呼ばれるもので、DACチップの癖が音質に影響しないため音源忠実度が高いとされています。
FC6は他のメーカーのR-2R採用DACドングルとは違って最終段のアンプにオペアンプを使用しているため完全なディスクリートではないという見方もあります。
基本的には癖のない印象ですが、最終段にあるオペアンプの特性からか高音が少し多く感じます。オペアンプを採用しないCayin RU6も試してみたいですね。

ステレオフォンケーブル (BELDEN 88760, MOGAMI 2549)

HP-ADAPTERの導入に伴い、PCオーディオ用として使用しているGameDAC Gen2とHP-ADAPTERを繋ぐステレオフォンケーブルが必要となりました。付属品のケーブルでも音質的に問題はないのですが編組構造のシールドにほつれが見られるため長期的な使用を避けたいということで購入しました。

購入元はAmazonマーケットプレイスで注文を受け付けている CABLECRAFT 音光堂さん です。
www.amazon.co.jp

線材はアメリカのスタジオで広く使用され最も有名なケーブルとも言われるBELDEN 88760と、マイクケーブルの定番と呼ばれるMOGAMI 2549を選択しました。
音光堂さんのケーブルは全て受注生産となっているため返品はできないのですが、ストック時間による劣化を気にする必要がありません。コネクタはReanもしくは音光堂のオリジナルのものを、ハンダはBELDEN 88760にはKESTER44を、MOGAMI 2456には日本アルミット KR-19RMAを採用しており、全てにおいて高品質なオーディオグレードの製品です。

Amazon | BELDEN 88760 ヘッドフォンケーブル (ステレオミニフォン) (2m, SS) | CABLECRAFT 音光堂 | ヘッドホン延長ケーブル
Amazon | MOGAMI 2549 オーディオ変換ケーブル 3.5mmステレオミニL型フォン-6.3mmTRSフォン (1.5m) | ステレオケーブル

真実を追求するBELDEN 88760

スタジオの定番ケーブルと言われるだけあって高音から低音までフラットで解像度の高さを感じさせます。音像もはっきりとしていて全体的に雑味が非常に少なく、線が細いというわけではないのにスッキリとした印象があります。
ジャンルや機器、用途での相性を選ばないストレートなサウンドです。とりあえずこれを買っておけばOK的な安心感があります。モニター用途として挙げられることが多い理由もわかりますね。
FEPのシースはかなり硬いため曲げの量に大きな制限がかかります。購入の際には少し余裕のある長さを選択したほうが良いかもしれません。

ボーカル域にフォーカスしたMOGAMI 2549

このケーブルはシースに「MICROPHONE CABLE」と書いています。つまりリスニングやモニターなどの聞くためにあるケーブルではなくレコーディングをメインターゲットとしたケーブルです。リスニング用途としてはやや癖を感じるところもあります。
160Hz付近から中音域にかけて厚みを感じさせボーカルにフォーカスしています。これでボーカルを録ったら気持ちいいだろうなと思わせます。
サスティン(持続音)の残し方が心地よく、音の隙間の表現に強く、高さや奥行きも見えやすい印象です。その反面、BELDEN 88760と比較すると分離感が弱く感じます。どちらが優れているかと言うよりは、目的とする用途の違いによるものでしょう。
シースは柔らかいものが使用されており配線で苦労することはないでしょう。